世界の気象モデル

 気象モデルは日々の天気予報をはじめ、地球温暖化をはじめとする気候予測や、激しい集中豪雨をもたらす積雲対流のシミュレーションなどの気象研究に、幅広く用いられている。誰もが自由に使えるモデルは多くは存在しないが、比較的よく使われている(文献にあらわれる)モデルについて、ここで紹介したい。

なお、タイトルは「世界の・・」となっているが、世界はもとより日本中を網羅しているわけではないのでご了承いただきたい。

米国でメソスケールモデルが「乱立」している反省をうけ、統一して開発している次世代メソスケールモデル。プロジェクトとしては1つであるが、研究用と現業用とで2種類メンテナンスされている。

WRF を使ってみた

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米国大気科学研究センター(NCAR)とペンシルベニア州立大学(PSU)との共同開発によるメソスケールモデル。おそらく世界で最も多く使われているメソモデル。WRF への移行が進むが、まだユーザーも多い。

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米国コロラド州立大学(CSU)で開発されているメソスケールモデル。WRF への移行が進む。

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米国オクラホマ大学(OU)のストーム解析予測センター(CAPS)で開発されているメソスケールモデル。当地はトルネード(竜巻)をはじめメソスケール研究が盛んで、今では当たり前となったドップラーレーダーによる観測もこの地が発祥である。WRF への移行が進む。

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米国環境予測センター(NCEP,日本の気象庁にあたる)で現業運用されているメソスケールモデル。鉛直座標系が特殊で、地形を考慮しても気圧経度力が正確に計算することができる。(静力学モデル)

同じく米国環境予測センター(NCEP)で開発され、ハワイ地域で現業運用されているメソスケールモデル。スペクトル法を採用している。(静力学モデル)同じく日本の領域スペクトルモデルもRSMと 呼ばれていたが、まったく別のもの。

名古屋大学水循環研究センターを中心に開発されている雲解像モデル。Cloud Resolving Storm Simulator の略。

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東京大学気候システム研究センターと国立環境研究所の共同開発による大気大循環モデル。故沼口敦氏(2001年6月30日逝去)の尽力による。現在は地球フロンティア研究センターも加わり「共同体」を形成し、地球温暖化予測研究に用いられている。 近年は地球環境フロンティア研究センターも開発に加わり、 MIROC と呼ばれることもある。

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地球環境フロンティア研究センター、東京大学気候システム研究センターの共同開発による全球雲解像大気モデル。 従来のスペクトルモデルにかわり、正二十面体格子を用い、地球シミュレータをはじめとする大型並列計算機環境で最適に動作するように設計されている。MIROCの次世代モデルと位置づけられている。

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ヨーロッパ各国が出資して設立した「ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)」で開発している全球スペクトルモデル。世界で最も予報精度がよいとされる。(予報モデルばかりでなくデータ同化システムの貢献が大きいが。)世界中から優秀な研究者を高給で集め、高速なスーパーコンピューター群でモデルを運用し、世界のモデル界を圧倒している。

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http://www.mets.dyndns.org/misc/models.html